有明海の養殖ノリの今シーズンの種付けは11月3日の午後5時以降出航で解禁されることになりました。史上最も遅い種付けです。

県有明海漁協はけさ全15支所の運営委員長・支所長を集めた会議を開き、今シーズンのノリの種付けを始める時期などについて話し合いました。会議では県有明水産振興センターの担当者が、現在の海の状況や今後の水温の予測などを報告しました。水温は最低気温が18度以下にならないと下がりにくく、今後2週間気温が高い日が続く予想であることから、協議の結果、今シーズンの種付けは11月3日の午後5時以降出航で解禁されることになりました。11月の種付け解禁は初めてで、史上最も遅い種付けとなります。

【県有明海漁協・西久保敏組合長】「生産者一丸となって佐賀県特有のおいしいノリをとって皆さんに食べてもらわんと」

昨シーズンは種付け時期に水温が高かったことや雨が少なかったことなどで販売枚数は10億枚をきり3年連続で日本一を逃していました。県有明海漁協によりますと今シーズンの目標は販売枚数14億枚、販売額245億円だということです。

サガテレビ
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