金沢の優れた新製品を認定する「金沢かがやきブランド」。今年度の新たな認定商品が決まりました。「泡のポン酢」、そして「金沢ならではの入浴剤」とは?

「金沢かがやきブランド」は、地元企業の新たな製品開発を促そうと、19年前から金沢市が実施していてこれまでに生活雑貨や食品など164製品が認定されています。今年度は、機械・情報・食品・生活部門別でデザイン性やコンセプトが優れている4つの製品が選ばれ、村山市長から事業者の代表に認定証が渡されました。

リポート:
今回食品部門で認定されたのは、こちらの製品です。ポンプを押してみると白い泡がでてきました。これ、実はポン酢なんです。

金沢市大野町にあるヤマト醤油味噌が、1年以上かけて開発したヤマト・泡ポン酢。ポンプを押すと、ゆずの香りがする泡状のポン酢がモコモコと出てきます。海外向けに醤油を輸出している中、泡状で提供できるポン酢を作ってほしいという依頼があったそうです。

ヤマト醤油味噌の山本晴一さん:
ゆずのポン酢にしたのは、非常に上品な味で洋食にも和食にもどちらにも合う、一番最初にポン酢を作りました。見せ方とか使い方については、新しいライフスタイルにあったものを作っていきたいと思っております。

今では、イタリアンやフレンチなどの洋食をはじめ、すし店などでも泡ポン酢が使われています。

リポート:
泡ポン酢をかけたたこ焼きいただきます。泡だからこそ口当たりがふわっとしていて柑橘系とさわやかな香りと上品なあまさが口いっぱいに広がります。

ヤマト醤油味噌は今後、醤油の泡の開発を予定しているということです。そして、生活関連部門からは、まるで和菓子のような入浴剤湯菓子(ゆがし)が認定されました。入浴剤の製造には和菓子作りで使われる木型が採用され材料として能登の塩と「くず」が使われています。

金沢市の村山市長:
ぜひブランドとして認定ことをもって競争力を高めていただきたい。金沢を代表する製品としてこれからも生産を続けていただきたいと思っております。

金沢市は認定された企業に20万円が交付するなどして、ものづくり産業を盛り上げます。

石川テレビ
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