岩手県一関市の秋を彩る「一関・平泉バルーンフェスティバル」が10月10日から始まり、色とりどりの熱気球が秋空に舞い上がりました。
このイベントは、東日本大震災の復興支援として2012年から開かれています。
会場となった一関市内の河川敷には朝早くから大勢の市民が集まり、秋空に舞い上がる色とりどりの熱気球を見送っていました。
観客は「熱気球を間近で見たのは初めてで、すごく大きくて雄大さと力強さを感じた」と話していました。
このイベントは、国内最高峰の大会「熱気球ホンダグランプリ」の第2戦にも位置づけられていて、競技には30機の熱気球が出場しました。
選手たちは地上からの高さによって変わる風向きを考えながら、バーナーを操作して高度と方向を調整し、目標地点にどれだけ近づけるかなどで得点を競い合いました。
また会場には、一般の来場者が熱気球に乗ることができる体験コーナーもあり、実際に乗り込んだ人たちが秋の景色を上空から楽しんでいました。
搭乗した人からは「全部見えます、一関市が。天気もいいからすごく気持ちよかった」との声が聞かれました。
大会は12日までで、11日は午後6時から熱気球を並べてバーナーの炎で照らす「バルーンイリュージョン」も行われます。