アメリカのトランプ大統領は8日、イスラエルとイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘終結に向けた和平案の「第1段階」に合意したと発表しました。
今後の見通しについて、ワシントンからFNNワシントン支局・林英美記者が中継でお伝えします。
トランプ大統領は日本時間9日午前、FOXニュースに出演し、「13日にも人質が解放される」との見通しを示した上で、合意の成果をアピールしました。
トランプ大統領:
イスラエルやイスラム教徒、アラブ国家、そしてアメリカにとって非常に素晴らしいことだ。
これに先立ちトランプ氏は自身のSNSで、イスラエルとハマスが全ての人質の返還など和平案の「第1段階」に合意したと発表し、「強固で永続的な平和に向けた第一歩」と強調しました。
これを受けて、イスラエルのネタニヤフ首相も「9日に協定を承認する」との声明を発表しています。
一方、ハマス側も合意の締結を発表しましたが、トランプ氏や関係国に対してイスラエル軍の撤退など、合意を確実に履行するよう強く求めています。
トランプ氏は11日にも中東を訪問する予定ですが、合意の発表後もイスラエルは攻撃を続けており、予断を許さない状況が続いています。