2025年のノーベル化学賞が発表され、京都大学の北川進さんら3人の受賞が決まりました。

受賞が決まったのは、京都大学理事の北川進さん、オーストラリア・メルボルン大学のリチャード・ロブソン名誉教授、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校のオマー・ヤギー教授です。

3人は、極めて小さな穴を無数にもち、気体や化学物質などを吸着・貯蔵できる特殊な材料「多孔性金属錯体」を開発しました。

この技術の確立は、有害物質の除去や二酸化炭素の回収、砂漠の空気からの水分採取、毒性ガスの貯蔵などに道を開いたほか、水素の貯蔵などエネルギー関連の応用も期待されています。

ノーベル化学委員会は「金属有機構造体は莫大(ばくだい)な可能性を秘めている」と評価しました。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

国際取材部
国際取材部



世界では今何が起きているのか――ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、モスクワ、イスタンブール、北京、上海、ソウル、バンコクのFNN11支局を拠点に、国際情勢や各国の事件・事故、政治、経済、社会問題から文化・エンタメまで海外の最新ニュースをお届けします。