JR東日本は、蒸気機関車を活用した新たな観光列車の運行を検討していることを12月3日、発表しました。
2029年春以降の運行開始を目指しているということです。
3日開かれた、JR東日本盛岡支社(岩手県盛岡市)の会見で発表されました。
会見によりますと、今回使用される蒸気機関車はC58形です。
2014年から9年間東日本大震災の復興を後押しするために「SL銀河」として運行した車両と同じものを使用します。
また、蒸気機関車に続く客車は、JR東日本が保有する既存の車両を活用する方針です。
運行区間は東北本線の盛岡‐一ノ関間を予定しています。
JR東日本では、世界遺産がある平泉町などへの海外からの誘客を目指しているということです。
JR東日本盛岡支社大森健史支社長
「新しいツール使うことで、岩手県全体の盛り上げにつなげていきたい。復興のその先のさらなる発展につながる新たな列車にしたい」
JR東日本では、2029年春以降の運行開始を目指し、車両の点検やサービス内容などの検討を進めていくとしています。