奥田交番襲撃事件の遺族が県警の初動対応の不備を訴えた民事訴訟で、遺族が判決を不服として控訴しました。
訴えを起こしているのは、事件で射殺された中村信一さんの妻で、県警がパトカーで警告していれば、夫の命が奪われることはなかったと県警などを訴えていました。
これに先月29日、富山地方裁判所は訴えを棄却。
中村さんの妻は判決を不服として、8日に名古屋高等裁判所金沢支部に控訴しました。
代理人弁護士は「通信指令室が通報を聞いているにもかかわらず、周辺の住民などに
危険性を伝えないことに対し、問題を明らかにしたい」としています。