鶴岡市長選で敗れた現職の皆川治市長が会見を開いた。市の部長級職員2人が公職選挙法に違反した疑いがあるとして、近く関係者が刑事告発する方針を明らかにした。
これは、8日に皆川市長が臨時記者会見で明らかにした。
(鶴岡市・皆川治市長)
「投票を呼びかける投票依頼を、LINEで選挙期間中に送っていたということで、選挙後に把握をしたというもの」
皆川市長は7日、自身のホームページとSNSを更新。
その中で、今回の市長選の期間中、「市の部長級職員Aが別の職員に対し、当選した候補者への投票を呼びかけるメッセージを送信した」と主張している。
さらに、「部長級職員Bは、すべての部長級職員に対し皆川市長を侮辱する趣旨のメールを送った」として、これらの行為が公職選挙法や地方公務員法に抵触すると主張している。
(鶴岡市・皆川治市長)
「一番重要なことは、公務員は政治的行為が制限されているということ。それは当たり前のこと。その当たり前のことが出来ていないということについて、早期に是正をはかっていく」
皆川市長は7日、警察にも相談していて、近く関係者が刑事告発する見通し。
また、市としても「懲戒処分委員会」の開催を視野に入れ調査する方針。
今回の市長選で皆川市長は、新人の佐藤氏に1万票余りの差をつけられ敗れている。