宮城県は7日、利府町の飲食店で提供された刺身を食べた30代の男性がアニサキスによる食中毒を発症したと発表した。県はこの店舗に対し、魚介類の生食提供について1日間の停止処分を行った。
食中毒が発生したのは、利府町にある飲食店「浜料理開運丸」。男性は10月5日午後7時半ごろ、この店でサンマやケンサキイカの刺身を食べた。その約9時間後の6日午前5時ごろ、腹痛の症状が出たため医療機関を受診し、アニサキスが摘出されたという。男性は快方に向かっている。
県によると、男性の症状や、原因とみられる食品がこの店の刺身に限られることから、アニサキスによる食中毒と断定。店舗に対し、冷凍処理されたものを除く生食用魚介類の提供を1日間停止するよう命じた。