仙台市職員の男が、10代の女性に対し路上でわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつの疑いで逮捕された。
逮捕されたのは、仙台市宮城野区に住む37歳の男。警察によると、男は8月27日午後11時半ごろ、仙台市青葉区内の路上で、面識のない10代女性の身体に接触するなど、わいせつな行為をした疑いがもたれている。
被害女性が警察に届け出たことで事件が発覚した。警察は被害者保護などを理由に、男の認否を明らかにしていない。
仙台市などによると、男は宮城野区役所に勤める統計選挙係長。8日午前に県警から仙台市に逮捕の一報があったという。
この事態を受けて、仙台市の郡和子市長は同日、市議会の場で次のように陳謝した。
「本日、本市職員が不同意わいせつ罪の容疑で逮捕される事案が発生いたしました。
被害に遭われた方には、大変申し訳なく、心からお詫びを申し上げます。
また、仙台市政への信頼を大きく損なう事態となったことにつきまして、議員各位、市民の皆様に対し、お詫びを申し上げます。
現在、警察におきまして事実関係を捜査中でございますが、本市といたしましても、警察の捜査に協力するとともに、事実確認のうえ、厳正に対処してまいります。
今後、このような不祥事を起こすことのないよう、より一層、綱紀の粛正に努めてまいる所存でございます。誠に申し訳ございませんでした」
警察は事件の詳しい経緯や動機について、引き続き捜査を進めている。
