10月7日の夜、岩手県盛岡市で住宅兼飲食店と衣料品店、合わせて2棟が全焼する火事がありました。
出火元は江戸時代初期から続く老舗のそば店「橋本屋本店」で、近所の人からは「盛岡の損失だ」と落胆する声が聞かれました。
7日の午後11時半前、盛岡市本町通の自営業・関潤さん(52)の住宅兼飲食店で「厨房から火が出た」と店の関係者から消防に通報がありました。
火は約5時間後にほぼ消し止められたましたが、木造2階建ての住宅兼飲食店が全焼しました。
増子智絵美記者
「火が隣接する建物にも移り、激しく燃え広がっています」
また、隣にある衣料品店にも燃え移り、この火事で少なくとも2棟が全焼しました。
消防によりますと、焼けた建物には当時計5人がいましたが、全員逃げて無事だということです。
出火元は、江戸時代初期の1618年から続く老舗のそば店「橋本屋本店」で、当時は翌日の仕込み作業で1階の厨房で火を使っていたということです。
近所の人からは「(橋本屋は)400年前からある。盛岡の損失だ」などの声が聞かれました。
警察と消防が火事の詳しい原因を調べています。