アメリカ発の人気バーガースタイル「スマッシュバーガー」が、岩手県一関市で味わえます。
2025年4月、住宅街の一角にオープンした「Rugged BASE(ラギット ベース)」は、スマッシュバーガーに特化したハンバーガー専門店です。
アメリカの古き良き時代を思わせる店構えと、肉のうまみを閉じ込めた本格バーガーが話題を呼んでいます。
「スマッシュバーガー」とは、鉄板の上でパティを思いきり潰して焼き上げるスタイル。外はカリッと香ばしく、中には肉のうまみがぎゅっと閉じ込められています。
店主の佐々木斗雷さんは「アメリカンビーフの粗挽きを100%使用している。肉肉しさをより感じられると思った」と語ります。
看板メニューは、ミックスチーズを使ったチーズバーガー。
1枚約100gのパティは、スマッシュすることで薄くなるため、ダブルでの注文がおすすめです。
レタスとトマトを重ね、しょうゆベースのオリジナルバーベキューソースで、日本人の味覚にも合うよう仕上げられています。
「バンズは宮城県登米市のピザ店「ハイジ」が手がけるパンを使用。ふわふわでほんのり甘みがあり、香ばしいパティとの相性も抜群」と話す佐々木さん。
佐々木さんがスマッシュバーガーを提供し始めたのは、2023年のキッチンカー営業から。
しかし、限られた設備ではメニューの幅が広げられず、店舗での営業を決意したといいます。
店主・佐々木斗雷さん
「ありがたいことに、お客さんから『店はないの?』『(店舗で)やらないの?』という声をいただいて。それがきっかけになりました」
店舗では月替わりの限定メニューも展開。10月は「テリヤキエッグチーズバーガー」です。
「レタス、パティ、チーズに加えて、テリヤキソースと卵をのせている。ソースはゆるめなので、タマネギを加えてパティに負けない味に仕上げた」と佐々木さんは自信をもって紹介します。
名物メニューとして人気なのが、1日10食限定の「ビッグラギッドバーガー」。
1枚約200gのパティを3枚重ねたトリプル仕様で、これを目当てに来店する人も多いと言います。
佐々木さんは、「味だけじゃなく、雰囲気も一緒に楽しんでほしい。一関でアメリカに来たような気分を味わってもらいたい」と話していました。