2年前、静岡市の歩行者天国に車で突っ込み4人にケガをさせたとして罪に問われている男への初公判が開かれ、男は殺意を否認しました。
殺人未遂の罪に問われている静岡市駿河区の無職の男(28)は2年前、葵区七間町で行われた夏祭りの歩行者天国に車で突っ込み、4人にケガをさせたとされています。
7日の初公判で男は「人を殺すつもりでやったわけではありません」と殺意を否認しました。
続く冒頭陳述で、検察側は男が交際相手との関係に悩みを抱えていて「むしゃくしゃしていた。自分のせいで人が死んでもいいと思っていた」と事件後に話すなど殺意はあったと指摘しました。
一方で、弁護側は車の時速は14キロから19キロほどと遅く、殺意はなかったと反論し殺人未遂罪ではなく傷害罪が成立すると主張しました。
裁判は16日に結審する予定です。