面識のある男性会社員に暴行を加えてけがをさせ「山か海か灯油か選べや」「俺は灯油で人を殺した」などと言って口座開設を迫ったとして男3人が逮捕されました。
傷害と強要の疑いで逮捕されたのは、広島市西区の建設業伊勢翔太容疑者(29)と、広島市西区の土木作業員田辺真法容疑者(37)、それに、広島市安佐南区の自称土木作業員船越渉容疑者(24)の3人です。
伊勢容疑者ら3人は先月7日、共謀して午後10時45分ごろから翌8日午前2時半ごろまでの間、広島市安佐南区上安にあるコンビニエンスストアの駐車場で男性会社員(20)に暴行を加え、「山か海か灯油か選べや」「俺は灯油で人を殺した」などと言って被害者に灯油のような液体をかけたうえで、金融機関の口座を開設するよう要求した疑いが持たれています。
男性会社員は顔や腰に軽傷を負っていて、その日のうちに警察に届け出て事件が発覚しました。
警察は「共犯事件のため捜査に支障がある」などと3人の認否を明らかにしていません。
伊勢容疑者と田辺容疑者は被害男性と面識があったということですが、トラブルがあったかなどはわかっていません。
警察は、容疑者3人がなぜ口座開設を要求したのかなど事件のいきさつや背景を詳しく調べています。