アメリカのトランプ大統領は6日、アメリカがイスラム組織ハマスに示したパレスチナ自治区ガザの和平計画をめぐり、「合意成立を確信している」と前向きな姿勢を示しました。
トランプ大統領:
まもなく合意に至るだろう。ガザをめぐる合意は必ずできるはずだと確信している。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、「ハマスが非常に重要な点に同意している」と述べ、交渉が順調に進んでいるとの認識を示しました。
また、「特定の条件が満たされなければ我々は応じない」として、ハマスの武装解除などを含む一定の最低条件があることも明らかにしました。
一方で、イスラエルのネタニヤフ首相に対し不満を抱いているとの報道を否定し、「ネタニヤフ首相は積極的に取り組んでいる」と述べました。
そのうえで、「イランからも強い意思表示があった」として、地域全体での支援姿勢を強調しました。
6日からエジプトで始まったイスラエルとハマスの停戦交渉では、停戦やイスラエル軍のガザ撤収、人質解放などが焦点となっていますが、双方の主張には溝があり、合意までの道のりはなお不透明です。