札幌市南区で6日夜、親子とみられるクマ2頭が相次いで目撃されました。
現場は住宅から約30メートルの場所で、警察が警戒を強めています。
6日午後8時ごろ、道路を走行中の男性が、突然道路に現れた体長約2メートルと約60センチのクマの親子と見られる2頭を目撃しました。
男性は約5メートル手前で停車し、クマは北側の山へ立ち去りました。
車とクマに接触はなく、男性にケガはありませんでした。
その約3時間後の午後11時ごろ、約500メートル西の道路でも、体長約1.5メートルと約1メートルのクマ2頭が目撃されました。
警察が現場に到着すると、体長約1メートルの子グマとみられる1頭が道路上で休んでいるような姿を確認しました。
警察が警戒していると、クマは北の山に立ち去ったということです。
これまでのところ被害の報告はありませんが、現場は川を渡ると南区藤野の住宅街で、9月からクマの出没が相次いでいます。
住宅地に近い場所での目撃であることから、警察は夜間のパトロールを強化し、住民に対して注意を呼びかけています。