北海道空知地方の砂川市で10月6日午後7時ごろ、クマ2頭が相次いで目撃されました。
道路に飛び出したクマの前で車が急ブレーキをかける場面もありましたが、ケガ人はいませんでした。
警察は住宅地に近いことから、パトカーで警戒を続けています。
6日午後7時5分ごろ、砂川市焼山の道道627号で、男性が車で走行中、道路北側の草むらに体長約1.2メートルと約80センチのクマ2頭を目撃しました。
2頭は親子とみられ、車との接触はありませんでした。
その約5分後、同じ道道627号の約120メートル西、道央道を越えたあたりで、女性が運転する車の前に、突然2頭のクマが飛び出しました。
女性は急ブレーキをかけて停車し、クマは車の約2メートル前を通過して道路わきの草むらに立ち去りました。
このときのクマは体長約1.2メートルと約60センチで、女性にけがはありませんでした。2回の目撃はわずか5分の間に起きており、警察は同一個体の可能性もあるとみています。
目撃現場は住宅から約50メートルしか離れていないため、警察はパトカーによる警戒活動を実施し、付近の住民に注意を呼びかけています。