最上地方の70代の男性がうその投資話を持ち掛けられ、現金約9500万円をだまし取られた。
山形県内では統計開始以来最大の被害額。
被害にあったのは、最上地方で建設業を営む70代の男性。
今年6月、男性が投資について調べていたところ「富の秘密クラブ」というLINEのグループを見つけ参加した。
男性は、高橋と名乗るグループの担当者の男から「開設した口座に入金すれば株取引ができるがいくら入金するか?」と尋ねられ「200万円」と答えた。
数日後、男性は自宅を訪れた証券会社を名乗る女に200万円を手渡した。
男性が女に手渡した金額は5回にわたり計7700万円に上る。
その後、サイト上で1億8000万円余りの利益が出ていたため、男性が高橋に「金を引き出したい」と伝えたところ、「先に指導料を払えば全額引き出せる」と言われ、男性は利益の1割に当たる1800万円を支払い、その後、被害が判明した。
被害総額は9524万円で、県内で統計をとり始めた去年以降最大の被害額。