東京・小笠原諸島の南で大きな渦を巻いているのは台風22号。
今後、発達しながら北寄りに急カーブして、9日(木)に非常に強い勢力に発達し、近畿、東海、関東に接近する恐れがあります。

すでに台風22号の強風域に入っている小笠原諸島。
海は穏やかに見えますが、フェリーが欠航するなどの影響が出ています。

今回の台風22号は接近前から列島の一部に大雨をもたらす見通し。
周辺の海水温が高く、発達しやすいため、8日(水)ごろから紀伊半島や関東で大雨となる恐れがあります。

一方で、中国では台風21号の上陸により被害が相次いでいます。

大きな波が次々と押し寄せ、建物に迫る海水。
中国の気象当局は、台風21号が5日午後、中国南部の広東省に上陸したと発表しました。

横殴りの雨が降りしきり、沿岸部では大規模な冠水が発生。
強い風の影響で倒木などの被害も出ています。

冠水した道路で立ち往生していた車から男性が救助されたときの映像では、水位は男性のひざ下にまで達していました。

中国メディアによりますと、広東省では延べ27万人余りが避難。
また、航空機の欠航などにより国慶節の移動にも大きな影響が出ているということです。

そうした中で日本に迫る台風22号。
関東では8日(水)から大雨に注意が必要です。