日の出前でまだ薄暗い東京・世田谷区。
大通りから一本入った路地に現れたのは、自転車を押しながら歩く男。

周りを気にする様子を見せながらも、一直線に防犯カメラに向かってくると、カメラを破壊しました。

カメラが設置されていたのは、バイクショップ。
以前からバッテリーやタイヤなどといった不法投棄が相次ぎ、監視のために取り付けていたといいます。

バイクショップ代表:
モニターを確認したらビデオロストというふうになっていて、「え、ロストって何?」という。すぐ外に出て、壊されていたという感じですね。

防犯カメラを破壊したあと、男がそのカメラを店の裏に向かって力いっぱいに投げ捨てる様子も記録されていました。

店ではカメラを再び設置。
店の代表は、これまでに男が「店を訪れたことがあるのではないか」と話します。

バイクショップ代表:
スタッフいわく「あれ?店に来たことあるかもね」という。怒りですよね、なぜこんなことするんだろうという。カメラ自体が映ってるということを多分認識していると思うんですけど、それを関係なくというか、無視してカメラを破壊するところも映るって普通だったら分かるはず。

警視庁は、器物損壊の疑いで男の行方を追っています。