今年のノーベル生理学・医学賞が発表され、免疫研究の功績で大阪大学特任教授の坂口志文さん(74)とアメリカの研究者ら3人の受賞が決まりました。

滋賀県生まれの坂口さんは、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの特任教授を務めています。

坂口さんは、人間の体内で、過剰な免疫反応を抑えることに特化したリンパ球「制御性T細胞」を発見しました。

この発見は、がんやアレルギーなどの発症に対する予防や治療効果も大いに期待されています。

こうした業績が高く評価され、2009年に紫綬褒章を受章、2015年には、顕著な発見や貢献を行った研究者に贈られる医学賞、「ガードナー国際賞」を受賞しました。

さらに、2020年は、微生物学・免疫学分野の優れた研究者に対して与えられ、過去の日本人ノーベル賞受賞者も受賞しているドイツの「ロベルト・コッホ賞」にも選ばれました。

フジテレビ
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国際取材部
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