10月5日夜、北海道島牧村の国道のトンネル内に、親子と見られる2頭のクマが侵入し、国道が一時通行止めとなりました。
クマがトンネルに侵入したのは、北海道南西部の島牧村の国道229号の白糸トンネルです。
10月5日午後7時10分ごろ、南西方向に進んで走行していた車を運転していた人が、トンネルの手前10メートルぐらいのところで、トンネルに入っていく2頭のクマを発見しました。
クマは親子とみられ、運転していた人は、車をUターンして安全な場所まで戻り110番通報しました。
警察が現場に駆けつけたところ、クマはまだトンネル内にいたため、パトカーでクマに注意しながら反対側の出口まで移動し、警察官がトンネルを緊急閉鎖しました。
パトカーは再びクマの横を通り過ぎて入口側に戻り、警戒を続けていたところ、約30分後、
2頭のクマがトンネルから出てきて、パトカーの前を通り過ぎて、山へ立ち去りました。
警察はパトカーによる付近の警戒活動を実施するとともに、夜間の走行に注意するよう呼びかけています。