6日朝、宮城県の仙台港で油が海上に流出しているのが確認され、現在、宮城海上保安部が回収作業を進めている。
海上保安部によりますと、6日午前6時半ごろ、中野第2埠頭に着岸準備をしていたタンカー船の関係者から「海に油が浮いている」と通報があった。
油は岸壁を中心に半径約40メートルの範囲に広がっていたというが、現時点で流出元は特定されていない。
午前9時現在、タンカーのエンジンを利用して海水をかき混ぜる「かくはん作業」が行われており、油はまもなく消滅する見通しだという。
これまでに近くを航行する船舶などへの被害は確認されていない。海上保安部が油の流出原因や正確な範囲などを調べている。