ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシア軍の大規模攻撃で5人が死亡したと明らかにしました。
ゼレンスキー氏は自身のSNSで、4日夜から5日朝にかけてリビウ州やザポリージャ州など9つの州がロシア軍による攻撃を受けたと説明しました。
50発以上のミサイルと約500機の無人機が使用され少なくとも5人が死亡、16人がけがをしたということです。
西部リビウ州への攻撃は、侵攻後で最大規模とみられます。
また、4日には北東部スムイ州で鉄道駅が無人機の攻撃を受け、1人が死亡、子どもを含む9人がけがをしました。
ゼレンスキー氏は「空からの脅威をなくすため、防空体制のさらなる強化が必要だ」と訴え、各国に支援を呼びかけました。
一方、ロシアのプーチン大統領は5日に公開されたインタビューで、アメリカがウクライナへ巡航ミサイル「トマホーク」の供与を検討していることについて「米ロ関係の破壊につながる」と改めてけん制しました。
「トマホーク」は、首都モスクワも射程圏内に入るとされています。