アメリカのトランプ大統領は4日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結に向けた和平計画を巡り、「イスラエルは初期の撤退ラインに同意した。イスラム組織ハマスが確認すれば停戦は即座に発効する」と投稿しました。
トランプ大統領は、自身のSNSに「初期の撤退と人質解放」と題したガザ地区の地図を示し、「交渉の結果、イスラエルは最初の撤退ラインに同意した。この内容はすでにハマスに共有されている」と投稿しました。
さらに「ハマスが確認すれば停戦は即座に発効し、人質と捕虜の交換が開始され撤退の次の段階に向けた準備も進められる」と記しています。
これに先立ち、トランプ氏はイスラエルによるガザへの攻撃を巡り、一時的に爆撃を停止したとして「感謝する」と投稿し、ハマスに対しては和平計画に向けて「迅速に行動しなければ全ては白紙に戻る」と警告していました。
トランプ政権が示した20項目の和平計画では、イスラエルとハマスの双方が合意すれば、イスラエル軍は全ての軍事活動を停止し、ハマスは72時間以内に全ての人質を解放することなどが盛り込まれています。