投資経験者の約8割が「なんとなく始めた」と回答。
投資への悩みも浮き彫りになりました。
10月4日の「証券投資の日」を前に、投資家や金融教育に携わる専門家を招いて開催した「冬のボーナスの使い方セミナー」。
正しい知識を身に付け、冬のボーナスを資産形成のチャンスに変えてもらおうと、不動産投資事業などを展開する企業が開きました。
会場では、投資経験者に交じり、初心者や未経験という若い世代が多く参加。
ABCash Technologies・青木想さん:
なんとなく世の中にあふれている情報の中で、なんとなくこれが良いのかなと思い投資をとりあえず始めたという方すごく多いなと思う。
NISAやiDeCoなどの利用拡大で投資のハードルが下がった一方、今増えている「なんとなく投資」。
セミナーを前に行った「投資開始の実態とボーナス投資に関する調査」では、投資経験のある550人のうち、約8割は準備が不十分のまま「なんとなくで投資を始めた」と回答。
そのうち、6割ほどの人が「損をした」あるいは「後悔をした」という失敗経験があることも浮き彫りになりました。
セミナーを開いた企業には、そうした悩みの声が寄せられているといいます。
ミガロゴールディングス・山本悟史執行役員CMO:
「投資、老後の資金計画どうやってやったらいいんだろう」みたいな相談も、ひと昔前よりも年齢、女性の方も含めて、若い方から相談が増えているので、そういった「なんとなく投資」というものを減らしていきたいという思いで開催した。
学んだことをもとに、投資未経験の参加者は「いきなり全部投資も怖いので、貯金はしっかり残して残りは株はやってみたいなと思っていたので、株用に勉強しようかなと思った」「実際に金を稼ぐようになり、ニュースでも老後資産の問題とか聞くので、早いうちから始めるに越したことはないのでやってみようかなと思った」と、投資を含めた冬のボーナスの使い方を考えていました。
物価高が続く中、資産を守り、育てる手段として投資への注目はますます高まりそうです。