越前漆器の産地・鯖江市河和田小学校で、恒例となっている漆器の絵付けを河和田小学校の全校児童が体験しました。
  
河和田小学校では、地域の歴史と産業について理解を深めてもらおうと蒔絵(まきえ)の体験教室を毎年開いています。今年で43回目を迎える学校の伝統行事です。
   
全校児童134人が蒔絵の工程のひとつである絵付けに挑戦。児童たちは蒔絵師に教わりながら、絵筆を手に漆器に見立てた黒塗りのトレイに塗料で、花やキャラクターなど自分たちの好きなものを自由に描いていました。
  
児童たちは「自分が描きたい絵を自由に描けるので蒔絵教室はいい」「絵の具よりももっと珍しいものなので、特別感があふれる」「この小学校でしかできない経験ができて、すごい楽しい」と笑顔で話していました。
  
漆器組合では「こういう機会を通して、漆器づくりに興味を持ってもらい職人になってもらう子供が増えてほしい」としています。
   
絵付けした作品は、乾燥させた後で自宅に持ち帰って使うということです。      

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