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プレスリリース配信元:株式会社SCOグループ

~5年以上歯科医院に行っていない人が全国でも「29.0%」~

株式会社SCOグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役会長:玉井雄介、以下「SCOグループ」)は、自社で推進している「オーラルライフプロジェクト」の活動の一環として10月5日を「人生105年の日」と制定しました。さらに、いきいきと105年活きるために必要な、「お口の健康」についての意識向上を目的として「お口や生活習慣などに関する意識調査」の結果などのデータをポイント化し、各都道府県でランキング化しました。

■健口県ランキングトップ5



群馬県は定期的な歯科受診(63.3%) や フロス使用率(68.4%) が全国トップであり、「予防」意識が非常に強く、喫煙・飲酒・就寝前飲食など、口腔環境悪化リスクにつながる習慣が全国平均よりも低い傾向にありました。また、口臭や歯ぐき出血など自覚症状が少なく、セルフケア+プロケアの両立で満足度が高いといえます。

■健口県ランキングワースト5



青森県は「喫煙率」「飲酒率」「就寝前の飲食」「口臭」「口元の見た目(不満)」といった点においてすべてワースト1であり、特に「喫煙率」は34.8%と全国平均(15.9%)を大きく上回ったことが今回のランキングに影響を及ぼしていました。

■健口県ランキング全体




■調査結果詳細<日常の口腔ケア編>
・日頃の歯みがき習慣
全体的に9割以上が「毎日みがく」と回答。一方で、福島県では1割が「ほとんどみがかない」と回答するなど、日々のケアがなされていない人が一定数いることがわかりました。



・デンタルフロスや歯間ブラシの使用有無
アメリカの歯周病学会が1998年に発表したキャッチコピー「Floss or Die」にもあるように、フロスの使用は日頃の口腔ケアに欠かせません。しかしながら、「毎日使用している」人は全体でも3割程度と、高くないことがわかりました。毎日~月に数回使用者を足しあげると、群馬県が最も多く(68.4%)、三重県が最も低い(43.8%)結果となりました。




<長谷川みらい歯科・矯正歯科 院長 長谷川雄一先生コメント>
- 毎日歯をみがくことは当たり前である中、ほとんどみがかないという人が想定よりも多い印象を受けました。このような口腔疾患に対してハイリスクの方へのアプローチは難しいのですが、情報発信などを通じて啓発を行うことで、予防先進国のように歯をみがくことが「当たり前」の世の中にしていきたいです。
- 歯間ブラシやデンタルフロスなどの歯間清掃器具を使用している人は昔と比較すると圧倒的に増えています。使用率が歯みがきと同等程度になることが理想的です。
- フッ化物洗口については、意外に実施率が高い傾向にあります。「フッ化物洗口液」は歯科医院で販売されているものが推奨されますが、それよりも重要なのが「歯磨剤のフッ化物濃度」です。「フッ化物」に対する理解を深めていただき、歯磨剤を正しく使用することで、むし歯を防ぐことが肝要です。
- 歯ブラシは毎日使用するとそれだけ細菌も付着します。1か月に1回程度の交換を周知することが必要です。


■調査結果詳細<歯科医院への通院編>
・歯科メインテナンスへの通院
歯科メインテナンスへの通院(通っている+行くようにしている)は全国平均で51.3%。最も多かったのは群馬県(63.3%)でした。




・直近で歯科医院に行ったタイミング
特筆すべきは、「5年以上行っていない」人が全国で29.0%もいることです。歯科メインテナンスは、2~3か月に一度の定期受診が望ましい※とされる中、これだけの年数歯科医院に行っていない人がいることは、沈黙の病気といわれる歯周病などが放置され、静かに重症化している可能性が示唆されます。
※:P. AXELSSON AND J. LINDHE(Journal of Clinical Periodontology 2004: 31: 749-757)




<長谷川先生コメント>
- 歯科メインテナンスの通院は予防先進国であれば8割は超えているといわれています。健康を維持するためには、症状が無い時にこそ歯科医院に通うことがベストです。
- ただ、受け皿となる歯科医院側のキャパシティの問題も依然として懸念されます。通院率の向上とともに、昨今の歯科衛生士不足などの課題も解決していく必要があります。


■調査結果詳細<生活習慣編>
・喫煙習慣
「現在も吸っている」率は全国で15.9%。その倍近く上回ったのが、青森県(34.8%)でした。全体ランキングで順位を下げた大きな要因の1つといえます。




・飲酒習慣
「毎日飲む」+「週に数回飲む」の全国平均は30.5%。中でも青森県は41.3%と高い結果となりました。喫煙習慣に加え、口腔内、ひいては全身の健康への影響が懸念されます。




・就寝前の飲食の有無
「よくある」+「ときどきある」と回答した全国平均は33.1%でした。特に青森県は48.9%と全国平均よりも15ポイント以上上回っていました。




<長谷川先生コメント>
- 喫煙は血管収縮や白血球機能の低下などにより免疫力が落ち、口腔内の細菌バランスが崩れます。その結果、歯周病リスクが高まり、心肺機能にとどまらず口腔の健康にも悪影響を及ぼします。人は目先の欲求に流されがちですが、長期的に見れば「健康でいること」に勝るものはありません。
- これらのデータがより多くの方に届き、口腔内の健康維持や生活習慣の改善が、全身疾患の予防につながることの理解が進むことを期待します。また、医療者サイドも、疾患の治療だけにとどまらず、より一層の「予防」の実践と啓発に努めることが急務といえます。


■調査結果詳細<健康意識編>
・口腔内の健康状態の満足度
「やや不満」+「非常に不満」と回答した人は全国平均で30.4%。島根県や静岡県では10ポイント以上上回っていました。




・全身の健康満足度(平均値)
自身の健康を10~0で示す設問では、全国平均値は5.7でした。都道府県単位でも大きな差異は無く、最大値は愛知県(6.2)と0.5ポイント差でした。




【ポイントの計算方法】
- 厚生労働省「地域保健・健康増進事業報告(健康増進編)(令和5年度)」
a. 40歳・50歳・60歳・70歳を対象に行った「歯周病検査」の受診者総数から、「要精検者」と「要指導者」を「歯周病有病者」として足しあげ
b. 検査受診者総数からの割合を出し、全国平均数値との差分をポイント化
- 文部科学省「学校保健統計調査(令和6年度)」
a. 12歳時点の永久歯の1人当り平均むし歯(う歯)等数の全国平均と各都道府県値の差分をポイント化
- SCOグループ実施のインターネット調査のポイント数


【意識調査概要】
調査対象:47都道府県の20代~60代の男女
調査人数:4,515人(※有効回答数、各都道府県100名となるようウエイトバック集計を実施)
調査期間:2025年9月9日~10日
調査方法:インターネット調査
調査会社:クロス・マーケティング「QiQUMO」

【調査監修】
長谷川みらい歯科・矯正歯科 院長 長谷川雄一先生


◼︎SCOグループについて
SCOグループは、「テクノロジーで『105年活きる』を創造する」をビジョンに掲げ、歯科医療の未来を支える次世代の運用オペレーションシステムの開発・提供を行っています。全国の歯科医院に対して、キャッシュレスの導入支援、業務効率化、医療機器の調達支援など、多角的かつ実践的なソリューションを展開することで、歯科医師や歯科衛生士、スタッフが患者さんのためにその専門性を最大限に発揮できる環境づくりを支援しています。さらに、スポーツへの参画や支援活動にも積極的に取り組み、人々に“いきがい”や前向きな生き方を届けることで、心と身体の両面から健康を支える持続可能な社会の実現を目指しています。

■「人生105年の日」について
「テクノロジーで『105年活きる』を創造する」というビジョンを掲げているSCOグループが、「人生100年時代」をさらに超え、プラス5年の「105年」を健康寿命とし、誰もが活き活きと生きる社会を象徴するものとして制定した記念日です。「10月5日=105」という日を記念日に位置づけることで、長寿社会における“生きる”から“活きる”への発想転換を社会全体に広めてまいります

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■会社概要
社名: 株式会社SCOグループ
ビジョン:テクノロジーで「105年活きる」を創造する。
本社所在地: 〒100-7018 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー18F
設立: 2013年3月22日
代表: 代表取締役会長 玉井 雄介
事業内容:医療テクノロジー事業、データインサイト事業、ペイメント事業、医療機器リース事業
HP: https://www.scogr.co.jp/
公式X:https://twitter.com/sco_official_jp
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCc1AOopLrlP1la-h3DbanEQ/
Oral Life Project:https://oral-life.jp/project/
d64367-160-fb35250a337bb4dca06f471b8ddcca7a.pdf

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