東京・杉並区で住宅が倒壊した事故で、40年以上前から擁壁に亀裂があることが確認されていたことが分かりました。

この事故は9月30日、杉並区の木造2階建て住宅が突然、倒壊したもので、隣のマンションの敷地内までがれきがなだれ込みました。

杉並区によりますと、40年以上前の1984年に、倒壊した住宅の擁壁に亀裂が入っていることを把握し、以前の所有者に8回、現在の所有者にも3回、文書や対面での改善指導を行っていたということです。

また、2024年10月の現地調査で、さらなる亀裂の広がりが判明し、近隣住民らへの注意喚起のためコーンを設置していました。

杉並区は、住宅の敷地内にある土の圧力で亀裂が進行し、擁壁が倒壊したとみて調査しています。

フジテレビ
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社会部
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