子供たちの身長よりも高く、重さ200キロもある俵を一生懸命、転がしてタイムを競いました。
玉名市の小学校で2日、地元で約30年続く『玉名大俵まつり』について学ぶ出前授業が行われました。
玉名市の大野小学校で行われたのは、来月開かれる『玉名大俵まつり』についての出前授業です。
『玉名大俵まつり』は地域の繁栄と五穀豊穣に感謝する行事で、約30年の歴史があります。
呼び物は、なんといっても重さ1トンの俵を転がしてタイムを競う『俵ころがしレース』です。
祭りの実行委員会では、地元の祭りや繁栄の歴史を知ってもらおうと、毎年、市内の小学校で出前授業を実施。
2日はコーディネーターの飯干博之さんが、4年生約30人に玉名市が江戸時代から
米の集積地として栄えてきたことや、米俵を転がして舟に積み込み、大阪などに運んでいたことを説明しました。
そして、児童たちは運動場で小学生のレースなどで使われる重さ200キロの『小俵ころがし』を体験。
往復約100メートルの距離をチームごとに声を掛け合いながら一生懸命、俵を転がし、タイムを競いました。
【児童】
「(俵を)引いて『頑張れ、頑張れ』と言うのがとても楽しかった」
【児童】
「綱を引っぱりすぎて手が痛くなりました」
【児童】
「俵を転がすのが楽しかったです」
(重くなかった?)
「ちょっと重かったです」
【児童】
「(綱を)引っ張るときに力ずくでやるから、足を踏ん張らないと無理だった」
『玉名大俵まつり』は来月23日に開催される予定で、『俵ころがしレース』は今月31日まで先着順でエントリーを受け付けています。