2日朝、富山市の大沢野地内でクマの痕跡が確認されるなど県内でクマの出没が相次ぐ中、富山市はAIカメラでクマを検知するシステムで監視を強化していく方針です。
クマは冬眠に入る前の時期、エサを求めて活動が活発になることから今日の富山市長の会見で藤井市長は「AIカメラによるクマの監視を継続し住民への情報伝達を強化したい」と述べ、クマ出没への警戒を強める考えを示しました。
具体的には去年から山田や大沢野地区熊野川沿いに設置した15台のAIカメラによる監視システムを使い、クマの出没情報を防災無線で住民にスムーズに伝達することなどを目指したいとしています。
県内で確認されたクマの出没は先月末時点で276件と同じ時期の過去10年の平均を4割程度上回っていて、今年は山間部のドングリが不作であることからエサを求めるクマの
活動範囲が広がっていると見られています。