列島に行楽の秋が到来。

紅葉を楽しむ人や食欲の秋を満喫する様子が各地で見られました。

湖畔の木々が赤や黄色に色づき始めていたのは、長野・佐久穂町と小海町の境にある白駒池です。

色づき始めた葉が太陽に照らされて、きれいなグラデーションを見せていました。

観光客:
すごく真っ赤というのとグラデーションがある木もあってきれい。

2日午前6時半の白駒池の気温は6度。

猛暑の影響で色づきが遅れていましたが、今週に入って朝晩の冷え込みが強まり、一気に紅葉が進んでいるということです。

観光客:
この時季ならではの秋から秋の初めの感じのフレッシュな紅葉。この静けさと相まって、すごく手つかずの自然が残っているところなので心にしみてくる。

こちらは来週が一番の見ごろで、10月20日ごろまで楽しめるということです。

眼下に広がる雲の海。

兵庫・朝来市の竹田城跡では、秋の訪れを告げる雲海が見られました。

観光客からは「秋田から来たかいがありました」「すごく感動しました!今もきれいです!」といった声が聞かれました。

雲海は放射冷却によって起こる現象で、朝と昼の気温差が大きいほど広くはっきりと表れます。

観光客:
きれいですね。雲がもうちょっと上がってくれたら良かった。雲海も向こう側はきれいに出てて良かったです。(Q.良い写真撮れた?)撮れました。

竹田城跡は、山頂に築かれた城が雲海に浮かぶように見えることから“天空の城”と呼ばれています。

福島・国見町の道の駅では“緑の海”ともいえる光景が広がっていました。

旬のシャインマスカットがずらり。

お手ごろな価格で並んでいました。

2025年は豊作とあって、2024年よりも売り場面積を拡大しているということです。

しかも、2025年は朝と日中の寒暖差が大きいことから、甘みが強いのが特徴だということです。

2日の東京都内も秋晴れの青空が広がる絶好の行楽日和。

調布市にある神代植物公園。

人の背丈をはるかに超える大きさ、南米原産のイネ科の植物パンパスグラスです。

訪れた人:
これ素晴らしいよね。もうすぐお月見というかその季節になるからすすきみたいで、ここで日本酒飲むといいって感じはいいなって2人で話してた。

成長すると高さが2~3メートルにもなることから、お化けススキとも呼ばれています。

訪れた人:
もう何回も見ているけど、こんなに立派だとは思わなかったですね、いや…すっげえなと思って。いいですね秋らしい感じがして。

このお化けススキと一緒に写真を撮ろうと、こちらの親子は息子をあやしたら画角を決め、走って写真撮影です。

母親は「もうすぐ十五夜のお月見なので、パンパスグラスとうさぎ被せてお月見っぽい写真を撮りたいなと思ってきました」と話しました。

さらに、ほうきにまたがりジャンプして撮影。

まるで空を飛んでいるかのように遠近感を生かして撮影する人たちの姿が見られました。

そして、食欲の秋を刺激するイベントも。

2日から5日まで開催されるのが、食の宝庫、北海道のグルメフェスです。

網焼きホタテにしょうゆをかければ香ばしい香りが。

こちらでは、ふかしたジャガイモに豪快に塩辛をのせていただく北海道フェア不動の人気商品など秋の味覚がめじろ押しです。

ボリューム満点のカニを頬張る男性は「カニじゃないですか、北海道っていったら。すごい大きい。おいしいし」と話しました。

石渡花菜キャスターが選んだのは、ホタテ、イクラ、ウニがたっぷりと入った、まさに北海道を感じる海鮮丼です。

石渡花菜キャスター:
ウニのクリーミーさがふわっと広がってイクラもプチプチして口の中ではじけます。

利尻島の食材をメインにした海鮮丼。

食材などの高騰で原価ギリギリでの提供となっていました。

利尻島-SHIEN-担当者:
非常に海鮮が値上げされているので、去年と原価が倍違う。皆さんのために(値段は)据え置きで。なるべく量は減らさないように生産者さんと交渉している。

3日の東京都心も最高気温が27度と行楽日和となりそうです。