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創業から80年以上にわたり、ライターをはじめとした喫煙具を製造・販売してきた老舗メーカー、ライテック。「創造と挑戦」を理念に、常にお客様の生活と環境に寄り添うものづくりで社会を照らし続ける灯りであるべく、商品の開発に取り組んでいます。


近年、健康志向の高まりやたばこの度重なる値上げを背景に、喫煙を取り巻く環境は大きく変化しています。そんな中、ニコチンを含まない新しい選択肢としてライテックが開発・販売しているのが「NICOLESS」シリーズです。


そこで今回は、累計販売実績は4億7千7百万本(※2025年8月末時点、メーカー出荷ベース)を誇るブランド誕生のきっかけから開発の裏側、そして今後の展望までご紹介します。


ニコチンゼロで心身をリフレッシュ

加熱式たばこ市場の拡大とともにニコチンフリーの茶葉スティック市場は徐々に成長しています。さらに、近年の健康志向の高まりやたばこの値上げ、喫煙所の減少といった社会背景を受け、ノンニコチン製品は喫煙習慣の代替品としてのニーズを確立してきました。


例えば、ニコチンフリーのVAPEマーケットは、経済産業研究所の試算によると2022年時点で約50万人の愛用者が存在し、約620億円規模と想定されています。海外の調査会社のデータでは、2030年には約755億円規模にまで伸長するとも予想されており、その将来性は非常に大きいと言えます。


このような市場背景の中、ライテックは「NICOLESS 茶葉スティック」「NICOLESS VAPE」の2シリーズで構成される「NICOLESS」ブランドを展開しています。ブランド全体の累計販売実績は4億7,700万本にものぼり、茶葉スティック市場においては43%という圧倒的なシェアを誇ります。


このシェア拡大の背景には、「ニコチンゼロで心身をリフレッシュできる」という特徴が、多くの方に支持されていることがあります。たばこ葉の代わりに中国・福建省産の上質な茶葉を使用することで、ニコチンを含まず、周囲に配慮しながらも満足感のある吸いごたえを実現しました。特に禁煙を検討している方や代替品を探している方にとって、無理なく喫煙習慣を管理できる選択肢の1つとしてご活用いただいているようです。


「NICOLESS VAPE」はその後、既に発売していた茶葉スティックの愛用者の方々から「VAPEはないの?」という多数の声をいただいたことを受け、お客様の期待に応える形で誕生しました。

妥協なき「吸いごたえ」へのこだわり

「NICOLESS 茶葉スティック」の開発で最もこだわったのは、ノンニコチンでありながら、たばこに劣らない「吸いごたえ」、いわゆる「キック感」と満足感を提供することです。単に香りを加えるだけではなく、たばこの代替品としてしっかり満足できる風味を追求し、開発をスタートさせました。


例えば、茶葉スティックの第1世代(ブレード加熱式)では、茶葉シートの成形に苦労し、安定した品質で大量生産できる技術を確立するまでに時間を要しましたが、これは特にこだわり抜いたポイントでした。


第2世代(電磁誘導加熱式)では、デバイスの発熱方式が根本的に変わったため、これまでのノウハウがほぼ使えず、ある機能においてはゼロから開発し直す必要がありました。煙(蒸気)の出し方から風味まで、すべてを一から作り直す作業は大変でしたが、最終的には満足のいく仕上がりを実現しました。


2024年9月に販売を開始したリニューアル版の第3世代では、品質向上にさらに注力。煙の量やたばこに近い風味、吸い心地を高めるために、細やかな調整を何度も重ねました。



そのこだわりは、「NICOLESS VAPE」の開発でも同様でした。企画当初から約半年程度で製品化が実現しましたが、その短い期間の中でも、日本人に受け入れられる味と香り、また持ち運びしやすく、くわえやすい形状にこだわりました。販売開始は2023年9月です。


2025年9月に新たに販売を開始した最新モデル「NICOLESS VAPE 2」に関しては、より良質な香料の良さを引き出すため、従来のセラミックコイルを改良しました。改良により特にクール感が際立つようになったため、リキッドマスターが現地に赴き、デバイスに合わせた香料成分の配分変更などを時間をかけて行いました。その結果、メンソール系はよりストレートな吸いごたえを、フルーツ系はよりジューシーさを向上させることに成功。リキッド改良の裏側では、舌がしびれるほどの試喫を繰り返し、地道にフレーバーを調整していきました。


こうした試行錯誤や「NICOLESS」ブランドの持つ圧倒的な知名度や信頼感が実を結び、VAPE発売当時から現在まで、VAPEシリーズだけで累計販売数は238万個を超える反響を呼んでいます。

ゼロからの市場開拓と見えない壁

しかし、ようやく製品が完成しても、次に「販売」の壁が立ちはだかりました。


というのも、発売当初、お客様からも小売店様からもまず最初にいただいたのは「これって、一体何?」という言葉でした。まったく新しいジャンルの製品だったため、その価値や使い方をイメージしていただくことが、本当に難しかったのです。これはVAPEの販売を開始したときも同様で、「VAPE」というアイテムの認知度を上げていくところからのスタートでした。


ですから、発売当初は、お客様や小売店様から厳しいご意見をいただくこともありました。しかし、改良を重ねたり、商品の特徴をご理解いただけたりするようになった結果、現在では売上も好調に推移しています。


また、健康志向の高まりとともにノンニコチン商品の需要が拡大していることも大きな追い風になっていると実感しています。「禁煙するための代替品として」「ノンニコチン商品を併用して節煙したい」「禁煙中でも煙をくゆらす行為を楽しみたい」といった多様なニーズにお応えできていることが、皆様からのご支持につながっていると理解しています。


特に、受動喫煙防止条例以降、喫煙者の健康意識だけでなく、周囲への配慮は当たり前となりました。「ニコチンフリー、臭いが付かない」という特長が脚光を浴び、一部の若者の間では非喫煙者でもVAPEをファッションの一部として楽しむ文化も生まれています。ライテックとしては、今後のさらなる市場拡大にも期待をしています。

ライテックが目指すこれからの「喫煙文化」のあり方

ライターメーカーである私たちでさえ、現代の喫煙文化は大きな変革期にあると感じています。たばこの値上げや喫煙所の減少を背景に、喫煙はもはや単なる習慣ではなく、健康や周囲への影響を考えながら付き合い方を模索する時代となりました。


だからこそライテックは、新たな時代のニーズに応え、新しいライフスタイルに適応するための「創造と挑戦」を続けます。これからもお客様の声に真摯に耳を傾け、ご期待を超える新商品を展開してまいります。ぜひ今後の商品開発にご期待ください。





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