鳥取県米子市の皆生(かいけ)温泉の再生や活性化に、観光業界、行政、金融機関がタッグを組みます。
米子市と地元の観光業界、金融機関が連携して、温泉街が抱えるさまざまな課題を解決、持続可能な温泉街を目指します。

鳥取県を代表する温泉地の一つ、米子市の皆生温泉。
平成以降ではピーク時に約74万人だった宿泊者の数が、2023年度には約40万人に減少。加えて人手不足や施設・設備の老朽化、後継者不在など多くの課題を抱えています。

こうした課題の解決に連携して取り組むため、地元の「産・官・金」、観光業界、行政、金融機関など8つの企業・団体が協定を結びました。

協定には、源泉から旅館などに湯を送る配管の更新やホテルの大規模改修、集客力向上に向けた対策など緊急性の高い課題、また人手不足の解消や後継者の育成など中長期の課題、それぞれについて各機関が連携して取り組むことが盛り込まれ、米子市の重要な観光拠点「皆生温泉」の魅力を向上させ、持続可能な温泉街づくりを目指します。

皆生温泉旅館組合・伊坂明組合長:
皆生温泉旅館組合でいろいろな集客の事業をしてきましたけど、連携協定を結ぶことによって加速しながらいろいろな皆生温泉の街づくり、取り組みに着手できるのではないかと期待しています。

米子市・伊木市長:
今後は皆生温泉が持続可能となりますように、皆さんの力を合わせて一緒に街づくり、各旅館の経営にも携わっていくことになります。

米子市は、この連携を通じて皆生温泉の再生、活性化を加速させ、2029年度に年間入り込み客数42万人の目標を前倒しして実現したいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。