福山市内のインド料理店でサルモネラ菌が原因とみられる食中毒が発生し、保健所は、この店を、1日付で営業禁止処分にしたと発表しました。

保健所によりますと、先月29日、市内の医療機関から「同じ飲食店を利用した患者からサルモネラ属菌を検出した」と連絡がありました。

保健所が調査したところ、先月23日に、福山市春日町の「おいしいインド料理の店タブラ」で昼食をとった2グループ6人のうち、8歳から51歳の3人に下痢や発熱などの症状が出たことが確認されました。

このうち1人は、一時入院しましたが、今は、全員が回復に向かっているということです。

福山市保健所は発症の状況が似ていることなどからこの店舗の食事による「食中毒」と判断し、この店舗を1日付で営業禁止処分としました。

サルモネラ属菌は動物の腸管などに生息していて、肉の加熱が不十分だった場合や生肉に触れた調理器具などを介して感染する可能性があります。

福山市保健所によりますと、対策として、肉や卵を75度以上で1分以上加熱することや、生肉に触れた調理器具をよく洗浄することが有効だということです。

テレビ新広島
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