ユニフォームではなくスーツを身にまとい、マツダスタジアムを訪れる選手たち。
球団は1日午前、支配下選手7人、育成選手1人に来シーズンの契約を結ばないことを通告しました。

上本崇司選手は2012年ドラフト3位でカープに入団。
内外野問わず守ることが出来るユーティリティー性を武器に2022年には自己最多94試合に出場。

しかし、その後は年々出場機会を減らし、今シーズンは1軍で20試合の出場に留まっていました。

【上本崇司 選手】
「正直、身体もボロボロなので、悔いは全然ないですし、肩の荷が下りたというか、もう頑張らなくていいという気持ちの方が強いです」

小学校時代を広島で過ごした河野佳投手は2023年に1軍初登板を果たすと、昨シーズンは13試合に登板し、防御率は2点台を記録。
毎年出場機会を増やしていましたが、今シーズンは1軍での登板はありませんでした。

【河野 佳 投手】
「小学校も広島ですし、地元でプレーできて、小さい頃から見ていた新井さんのもとで、(野球が)できたので、いい先輩にも出会えて感謝しています」

中村健人選手は2021年ドラフト3位でカープに入団。
ルーキーイヤーから1軍入りし、3ホーマーを放つなど、将来のチーム主砲として期待されましたが、その後出場機会を減らし、今シーズンは1軍ではノーヒットでした。

【中村 健人 選手】
「社会人出身でドラフトにかけていただいて、勝負させていただいたことはありがたいなと、ここまでの時間もすごく感じましたし、やりたいという気持ちはもちろんありますし、でもやりたいでできる世界でないことも十分わかってる身なので、もし本当に一つのチャンスがあれば、しがみついてでもやりたいという気持ちで今います」

<スタジオ>
毎年この時期になると発表されている戦力外通告、改めてこちらの選手たちが来シーズンの契約を結ばないということを伝えられました。

3連覇に貢献した松山竜平選手(40)、田中広輔選手(36)、そして上本崇司選手(35)、宇草孔基選手(28)は2019年ドラフト2位で入団しました。中村健人選手(28)は2021年ドラフト3位で入団。河野佳選手(24)は2022年ドラフト5位で入団。赤塚健利選手(24)は2023年ドラフト5位で入団しました。
小林樹斗選手(22)は2020年ドラフト4位で入団しましたが、今シーズン、育成契約となった22歳の選手です。

次の舞台で新たな道に進む選手の挑戦、応援していきたいと思います。

テレビ新広島
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