熊本市動植物園で最も古いアトラクション『モノレール』が30日で運行を終了。46年の歴史に幕を下ろしました。ラストランの30日は平日にもかかわらず多くの人が訪れ、それぞれの思いを胸に乗車しました。
【来園客】
「小さいときから乗っていたので、寂しいですね」
30日で運行が終了した熊本市動植物園の『モノレール』。園内で最も古いアトラクションで、年間約10万人が利用していました。
30日のラストランには、平日にもかかわらず、それぞれの思い出が詰まった『モノレール』を最後に楽しもうと、午前中から多くの人が駆け付けました。
【来園客】
「結婚1年記念日です」
「(子供が)動物園デビュー。自分が乗っていたモノレールに最後に子供が乗れてよかった」
「楽しかった」(何が見えたかな?)「キリンさん」
「感慨深い。3人の子供がお世話になったので」
【来園客】
「(子供の)保育園が近くにあったのでしょっちゅう来ていた」
また、セレモニーも開かれ、職員たちも一緒に来園客と別れを惜しみました。
【職員】
「さようなら~ありがとう!」
【熊本市動植物園 松本 充史 園長】
「『なくさないでください』『また造ってください』という声があって〈思い出がモノレールにすごく詰まっているなぁ〉と感じた。100周年に向けて新たなエリアを造っていく中で生まれ変わることにつながると思うと頑張っていかないといけない」
1979年から46年間にわたって走り続けてきたモノレール。その思い出は多くの人たちの心の中に残り続けることでしょう。