いまラーメン店では「替え玉」ならぬ…「和え玉」が人気なんだそう。
さて、「和え玉」とは?
麺にタレや具材などをあらかじめ絡めて…
ランチタイムにイット!が取材したのは、東京・江東区に店を構えるラーメン店。

室岡大晴キャスター:
現在お昼時なんですが、入店待ちの列が出来ています。

複数の煮干しをブレンドした特製濃厚スープが特徴のラーメンを求めて、店内は満席状態。
多くのお客さんがラーメンに舌鼓を打つ中、こちらの男性が注文したのが・・・。

客:
和え玉お願いします。
店員:
和え玉、はい!

“替え玉”・・・ではなく“和え玉”??
客:
和え玉という味付きの替え玉ですね。

ラーメン店によくある「替え玉」は、追加した麺をスープに入れて食べるのが一般的だが、進化版の「和え玉」は 麺にタレや具材などをあらかじめ絡めて提供されるのが特徴。
客:
牛脂の和え玉。牛脂にワサビとマヨネーズなんですけど。おいしそうでしょ? これが1番、行き着きました。

複数の煮干しをブレンドした特製濃厚スープ。そこにスープとよく絡む中細ストレート麺を加え、鴨肉や刻みタマネギなどを載せれば、煮干しの旨味と香りが凝縮された一杯の完成。

取材した店では約8割のお客さんがラーメンと和え玉を頼むといい、この和え玉がフードロスの削減につながっているという。

亀戸煮干中華蕎麦 つきひ・田村徹さん:
チャーシューカットする上で、やっぱ端っこの肉が出てしまうので、そこを無駄なく使うことによって、ロスにもつながりますね、しっかりと全部。
味変も楽しめ、フードロスの削減にもなる和え玉。
専門家は、店側に別のメリットもあると指摘する。

ラーメンデータバンク取締役会長・大崎裕史さん:
ラーメンが1000円とした時に、和え玉が350円だと1人様1350円使っていただけることになるので、そういう意味での客単価を上げることができる。
(「イット!」9月30日放送より)