地球温暖化対策として、大分県内企業の取り組みに注目です。
太陽光発電で電気自動車の電力を賄う設備を開発した中津市の企業が太平洋の島国・パラオで実証実験をスタートさせています。
こちらはパラオで29日行われたイベントの様子です。参加したのは、寺下満社長など中津市の企業・T-PLANの社員たち。
自社で開発した小型電気自動車の電力を太陽光発電で賄う設備について、現地の政府関係者などに説明していました。
地球温暖化対策に貢献できるこの設備は姫島村の観光客向けのレンタカー事業で活用され、「姫島モデル」と呼ばれています。
「姫島モデル」が国内各地に広がる中、T-PLANでは今、国際協力機構・JICAの支援を受けながらパラオでの事業展開を目指して、準備を進めてきました。
こうした中、8月に現地の政府庁舎の敷地内など2か所に設備の設置が完了。
実際に電気自動車を充電して走らせる実証実験をスタートさせました。実証実験は2026年12月までの予定で、T-PLANは「現地関係者の意見を踏まえ、事業化に向けてチャレンジしていきたい」と話しています。