自民党の森山幹事長と立憲民主党の安住幹事長が30日、水面下で会談したことがわかった。FNNの取材に対し、関係者が明らかにした。
FNNのカメラは30日午後2時半頃、国会近くで会談を終えた森山氏が乗った車や、安住氏が車に乗り込む様子をとらえた。
会談では、自民党総裁選後に首相指名選挙を行う臨時国会の日程の他、「給付付き税額控除」の制度設計に向けた今後の進め方などについて協議したものとみられる。
与野党では、ガソリン税の暫定税率廃止に向けて協議をしてきたが、代替財源をめぐり意見の隔たりは埋まっていない。
これに関し、安住氏は会談後に行った定例の記者会見で、10月1日にも自民・公明・立憲の3党での協議を開始するとの見通しを示した。
その上で、これまでに森山氏に対し、代替財源について、「スピード感を持って与党として案を出してもらいたい。今できる範囲のことはスキームを出して議論できる状況まではしておいてくださいと申し上げた」と述べた。