山口県岩国市に住む会社員の男性が動画配信サイトユーチューブの広告を通じて知り合った人物に6210万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと、岩国市に住む会社員の男性(50代)は、今年4月、動画配信サイトユーチューブに表示された投資に関する広告を通じて投資家のアシスタントを名乗る人物と知り合いました。
この人物は、LINEでのやり取りを通じて「投資の先生が優良株を紹介してくれる」「株の銘柄情報などを送る」などと株式投資を進め、男性に「別のアシスタント」を紹介しました。
「別のアシスタント」を名乗る人物は、「会員に専用口座の使用権限を開放する」「専用口座を使って投資を行えば、安定した高収益が目指せる」などと言い、一連の話を信用した男性は、6月中旬から8月中旬にかけ、14回にわたり、指定された銀行口座に現金6210万円を振込みだまし取られたということです。
男性は、ニセのサイトに表示された利益を引き出そうと「手続きにかかる費用」を複数回支払いましたが、出金できない状態が続いたことで警察に相談し、詐欺被害が発覚しました。
警察は「SNSやマッチングアプリで知り合った人物から投資やお金の話が出たら詐欺を疑い、すぐに警察や家族に相談してほしい」と呼びかけています。