福岡市で9月28日夜、青果店の倉庫に侵入した疑いで現行犯逮捕された84歳の男。その目的は?犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていた。

男が盗みに入ったのは青果店の倉庫

犯行の一部始終が防犯カメラの映像が捉えていた。

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時間は、夜の7時半頃。福岡市中央区にある青果店の倉庫に、ライトを片手に侵入した男。男は、物色を始める。目的のモノが見つかったのか、いくつかの商品を持参したトートバッグに入れていく。

その後、男は、倉庫から出てきたところをパトロール中の警察官に呼び止められ、職務質問される。当初、男は「知り合いを待っていた」と話していたが、その後「食べ物を盗もうと建物の中に入った」と話したため、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕された。

パトロール中だった警察官は、青果店の倉庫前で不審な動きをする男に気づき、実は、倉庫から出てくるのを待っていたのだ。

逮捕されたのは、近くに住む高辻新容疑者(84)。容疑者の手にしたトートバッグの中には、店の商品とみられる干しシイタケやサバの缶詰、ナシ、ブドウなど3500円相当の商品が入っていたという。

「おかずになるようなものが…」

警察の調べに対し高辻容疑者は「おかずになるようなものがあればと倉庫の中に入った」と容疑を認めているという。

この店では、1年以上前から商品が倉庫から盗まれる被害が相次いでいて、9月14日には閉店後の倉庫で、高辻容疑者と特徴が似た男と店の従業員が鉢合わせになるも、逃げられる騒動もあった。

警察は、高辻容疑者の余罪についても調べを進めている。

(テレビ西日本)

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