福岡市で国勢調査の調査員が身分を示す「国勢調査員証」を紛失していたことがわかりました。
市は、調査員をかたる不審な訪問などに注意するよう呼びかけています。
福岡市によりますと、南区を担当する調査員が23日に世帯を訪問した際に、持ち歩いている調査員証がないことに気づきました。
自宅や調査区内を探しても見つからず、警察に届け出ました。
翌日以降も発見には至っていませんが、29日までに調査員証が悪用された事例は確認されていないということです。
市は全調査員に調査員証を含む関係書類の管理について指導を徹底するとともに、市民に対しては、調査員をかたる不審な電話や訪問があった場合には市に連絡するように注意を呼びかけています。
国勢調査は日本に住む人と世帯を対象に外国人も含め5年に1回行われ、9月下旬から調査員が各世帯を訪問して調査書類を配布しているほか、インターネットでも回答できるようになっています。