ハロウィーンを前に、ネット上で手作り衣装の画像が無断転載され、販売される問題が発生している。ある女性はSNSに投稿した自作の衣装写真が、中国の会社に無断で掲載され、約6万円で販売されていた。女性は販売を依頼した事実はなく「詐欺の可能性が高い」と訴えており、注意を呼びかけている。
自作衣装の画像が無断転載
10月末にハロウィーンが迫り、すでにコスプレを楽しむ多くの人の姿がみられている。ただ、自分が作った衣装の画像が、無断で販売サイトに掲載されるという問題が起きているようだ。

こうした仮装用の衣装は、ネット上の販売サイトでも多数出品されているが、その一つに無断転載されたとみられる画像が掲載されていた。画像は衣装を作った本人が、自ら見つけていた。
自作衣装の画像を無断転載された女性:
なんか見たことある画像が出てきたなと思って。

出品されていた衣装の画像は、2024年に女性がSNSに投稿した画像と同じ物だった。後ろに写る戸棚なども画像処理されず、そのまま掲載されていた形だ。

自作衣装の画像を無断転載された女性:
たぶんここやったと思うんですけど、自分の家になっちゃうんで。そこまで使うかと思いつつ。
女性によると、この衣装は自分で楽しむために2着だけ作成したもので、販売や販売を依頼したことはなく、画像は無断転載されたものだと訴えている。
一方、この衣装を出品した会社の住所は、「中国」になっていた。何が起きているのか。
中国業者の出品…詐欺の疑い
ネット上の販売サイトで出品されていた「仮装用の衣装」に、衣装を作った本人は画像は無断転載されたものだと訴えている。
出品した会社の住所は「中国」になっていて、取材班は電話での取材を試みた。しかし、「この番号は無効です」のアナウンスが流れ、会社に連絡が付くことはなかった。

この衣装は5万9900円で出品されているが、衣装を作った女性は販売を依頼したことはなく、「詐欺の可能性が高い」と訴えている。
自作衣装の画像を無断転載された女性:
ほぼほぼ詐欺だと思うので、詐欺に遭わないように気をつけて欲しいなと思う。
(「イット!」 9月29日放送より)