大阪・関西万博の海外パビリオンで働く複数のスタッフが労働組合を結成し、「賃金が支払われていない」などと訴えています。
万博のヨルダンパビリオンで働くスタッフによると、ことし4月、「研修」としておよそ6時間働いたにもかかわらず、全員の給与が支払われていないとということです。
また、これを指摘したスタッフが翌月のシフトに入れてもらえないなど、不当な扱いを受けたと訴えています。
【ヨルダンパビリオンで働く大学生】
「労働条件の説明も詳しくされてなくて、少し不信感が募っている状況だったので、ここまでするかというあきれといいますか、憤りみたいなものがありました」
これを受けて結成された労働組合には、他のパビリオンで働くスタッフなどからも「残業代が支払われない」などの相談がおよそ30件寄せられているということです。
労働組合は博覧会協会に対して、労働環境の実態調査を求めています。