群馬県前橋市の小川晶市長が男性職員とラブホテルで密会していた問題。
前橋市が今月25日付の人事異動で、この男性職員を課長職から降格処分としたことが明らかになりました。
29日、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した橋下徹氏は「男女問題で辞めるべきではない」と持論を述べたうえで、男性職員が降格処分を受けたことについて、「市長が辞めないなら降格処分はまずい」と指摘しました。
■「男女問題で辞めるべきではない」
橋下氏は市長の人事権について「最終的な権限は市長が人事権を握っている。1人の市長がすべての人事を決めているわけではない」と説明。
自身が大阪市長だった時には、幹部職員の人事は自分で決めていたものの、その他の職員については人事室が決めていたと説明。
そのうえで、橋下氏は「市長は(この処分を)認めたということ。市長の責任のもとで承認したことになる」と説明しました。
小川市長について、「彼女は弁護士でもある。10回以上ラブホテルに行くということは、裁判ではほぼ100パーセント『不倫』は認められます」と説明した橋下氏。
「市長でもあり、弁護士でもあるから、説明の仕方とか、職員との打ち合わせでラブホテルを選んだとか、市長としての判断能力や適任性はどうなのかと思いますが、男女の問題で市長を辞めるべきかどうかは異論がある」と持論を述べました。
【橋下徹氏】「男女の問題があっても、相手方の女性とか男性とか、配偶者との関係をしっかりと話をまとめるのであったら、公人であっても能力があるなら僕は仕事を続けていいと思うんですけどダメですか?今の世の中、男女の問題があるとすぐ辞任!となるじゃないですか」
■玉木氏のケースは「一つの大きなターニングポイント」
その理由として国民民主党の玉木代表が女性との不倫関係を報じられ、認めた後も、党内処分は受けたものの、国会議員は辞職しなかった例を「玉木モデル」と示し、は「一つの大きなターニングポイント」だと主張しました。
【橋下徹氏】「10回以上ラブホテルに行ってる。男女の関係を認めろとは言いません。相手方男性職員の奥さんの気持ちに対して、どううまく話をつけるかが重要。
会見で詳細を言う必要はないが、(男性職員の配偶者との関係など)『そこはしっかりやっていきます』とした上で、『仕事を見てください』というのが大事。だめですか?通らないですか?」
■「市長が辞めないなら職員を降格させるのはまずいと思う」
一方で、「男性(職員)だけ降格されているのがかわいそう」という指摘には…
【橋下徹氏】「降格する必要はないと思う。市長が人事に介入しなきゃいけなかった。課長職から降格するのはまずいと思う。自分が(市長の)仕事をやるんだったら。自分も(市長を)辞めるんだったら(職員を処分するのは)いいけど」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2025年9月29日放送)