ネコが感染するネココロナウイルスの治療薬の開発を目指し大分大学と北里大学が共同でスタートアップ企業を設立しました。
大分大学と北里大学が取り組むのは治療を受けないと、100%死に至るというネコ感染性腹膜炎を予防する薬の開発です。
ネコ感染性腹膜炎はネコの腸に感染するコロナウイルスが変異して発症するもので、ネコの死因の第3位とされています。
現在は予防に有効なワクチンは実用化されていません。
こうした中で大分大学はこのネココロナウイルスに有効な薬の開発を行うため北里大学と共同で大分市にスタートアップ企業を9月、設立しました。
大分大では、これまでの研究でウイルスに有効となる成分を発見していて国の承認を得られればネココロナウイルスの薬としては世界初となり、大分大学は「適正な価格で販売できる製品を目指しペットのヘルスケアに貢献したい」と話しています。
薬の実用化は2029年を目指すということです。