大相撲九月場所は28日千秋楽を終え、富山市出身の朝乃山は勝って12勝3敗。
星一つの差で十両優勝を逃したものの、二桁勝利で来場所へ大きな弾みとなりました。
今場所関取復帰を果たし、15日間土俵に上がった朝乃山。
千秋楽の相手は近畿大学の後輩でスピード昇進してきた23歳の三田と対戦しました。
朝乃山は立ち合いで相手の激しい突きをはねのけ、いなしにも冷静に対応。土俵際から突き返します。
激しい攻防を制し、最後は押し出しで白星。
その後の取組で優勝争いを演じた同じ高砂部屋の朝白龍が勝ち、十両優勝はなりませんでしたが、関取復帰の場所を12勝3敗で締めくくりました。
*朝乃山
「朝白龍がしっかり勝ってくれたので良かったし、同じ部屋として兄弟子としてうれしかったし、もちろん悔しい気持ちはある。15日間を通して楽しかったし、充実感もあった。結果、12番勝つことができたが自分のなかでは物足りないし、相撲内容も良くしていきたい。ここからまた新しいスタートを切ることができた」
来場所は十両の上位まで番付を上げられそうです。