アメリカ・テキサス州のICE=移民税関捜査局の施設で起きた銃乱射事件で、容疑者の男の自宅から「ICE捜査官が真の恐怖を抱きますように」と書かれた手書きのメモが押収されたことが新たにわかりました。

テキサス州ダラスでICEが管理する移民収容施設で収容者3人が撃たれて死傷した事件で、捜査当局は25日、現場で自らを撃って死亡した男が29歳のジョシュア・ヤーン容疑者だと発表しました。

捜査当局が自宅を捜索した結果、複数の手書きのメモがみつかり、それには「はい、やったのは私だけです」「生き残れるとは思わない」と記されていたほか、「これでICE捜査官が『あの屋根にAP弾(徹甲弾)を持った狙撃手がいるのか?』と真の恐怖を抱きますように」などと書かれていました。

捜査当局によりますと、ヤーン容疑者は8月に銃を合法的に入手し、犯行の前日からインターネットで9月10日に暗殺されたトランプ大統領に近い保守系活動家、チャーリー・カーク氏や、弾道に関する検索をしていました。

また、犯行当日は午前3時から車にハシゴを積んで移動し、収容施設の隣の建物の屋根から犯行の機会をうかがっていたことから、捜査当局はICE捜査官の殺害が目的の計画的な犯行だったものの、移送中の収容者3人が巻き添えにあったとみて調べています。

フジテレビ
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国際取材部
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