小学校でいたずらを注意した児童に蹴られた男性教師が、感情的になって蹴り返し、減給処分を受けました。
処分を受けたのは、北広島市内の小学校に勤務する男性教師(68)です。
北海道教育委員会によりますと、ことし5月、教師が教室に入ろうとした際、児童が扉を閉めるいたずらをしました。
教師が指導したところ、児童が突然足で蹴ってきたため、とっさにつま先で児童の左すねを蹴り返しました。
児童は保健室に向かいましたが、けがはありませんでした。
一部始終を目撃した職員が上司に報告。道教委は教師を減給1か月(給料の10分の1)の懲戒処分としました。
道教委の聞き取りに教師は「イライラして感情的になり蹴り返してしまった。今後は冷静に児童と接し、動揺しないようにしたい」と反省の言葉を述べています。